今年2014年の秋も、ボロットとタンダライをアルタイから招聘します。 テングリという青空 中央ユーラシアの伝統と幻想 アルタイ英雄叙事詩カイ、キルギスのコムス その伝統は現代にどう息づくのか。 中央ユーラシアの伝統からファンタジーが生まれてく。 その出会いを道筋を音楽で感じとるコンサートを企画しました。 出演予定 ボロット・バイルシェフ タンダライ カリマン ウメトバエバ 巻上公一 佐藤正治 巻上公一 プロデュース 会場 座・高円寺2 チケット 前売り3500円 当日4000円 学生2000円 Gお問い合わせ先 問い合わせ先名 MAKIGAMI OFFICE TOKYO 電話番号 0465-63-0578 チケットは、マキガミオフィスにご注文ください。E-MAIL office@makigami.com 特に学生はマキガミオフィスのみの発売です。 もしくは、 9月8日からイープラスで発売 世界が驚愕したアルタイ共和国のスーパースター、ボロット・バイルシェフ、5 オクターブの驚異的な声を持った女性のカイの歌い手、タンダライ。アルタイを代表する2人が待望の再来日。 さらに今回はキルギス共和国から、ウメトバエワ・カリマンを迎え、中央ユーラシアの音楽の道筋をたどる。 テングリは青空を指す 巻上公一 テングリは、澄み切った青空の信仰と言える。アジア北方の遊牧民たちに共通の天上世界である。 そのシャーマニズムに基づく祭祀は、カムチャッカからマルマラ海に至るまで今日も行われている。 かつての絹の道ですら、もっと大きな共通の青空でつながっていたのである。 アルタイの英雄叙事詩カイ、キルギスのコムズ、その伝統は現代にどう息づくのか。 中央ユーラシアの伝統からファンタジーが生まれる。その出会いと道筋を、音楽で感じとろう。 アルタイの「カイ」、キルギスの「コムズ」 アルタイとキルギスの共通項として「英雄叙事詩」が歌い継がれていることがあり、 その音楽はシャーマン的な要素を色濃く残している。2000年以上の歴史をもつといわれるその叙事詩には、 神話や伝説的なエピソードはもちろんのこと、人々の宇宙観、世界観、宗教観が詰め込まれている。 特にキルギスの「マナス」は世界一の長さを誇る。 英雄叙事詩を歌う際アルタイで用いられるのが「カイ」と呼ばれる喉歌唱法で、 絞り出すような超低音の声や、口笛に似た音を出す唱法などスタイルは様々である。キルギスでは喉歌は使われない。 国を代表する3弦の撥弦楽器が、アルタイではトプシュール、キルギスではコムズと呼ばれ、 キルギスではよりアクロバティックに演奏される。 4000メートル級の山々に囲まれた、黄金の国「アルタイ」。 その地に伝わる英雄叙事詩 =「カイ・チェルチェク」は、 神秘の力を持つシャーマンによって語り、歌い継がれてきた。 長年に渡ってアルタイの人々を癒し、勇気づけてきた「カイ・チェルチェク」はアルタイの発展とともに衰退しつつあったが、 1990年代に現れた一人の男、ボロット・バイルシェフによって、 その響きは現代に蘇った。彼の大地を揺るがす喉歌カイは、カイ・チェルチェクに新しい生命を吹き込み、世界の人々を驚愕させた。 「人が人として生きるために戦う時、その物語は語り継がれるのだろう。」 (田口ランディ『旅人の心得』より「アルタイのギフト」から) フライヤーこちら PDFこちら |