三田超人の『でたらめなユビキタス』
mita freeman
03.3.8 第2回 馬の名前・2
ヒカシューの『人間の顔』という歌に「人間の顔は面白い♪」とあるが、馬の名前も面白い。それどころか、オモシロイという名の馬さえいる。(芦毛の馬で“尾も白い”ということか? 極北のオヤジ・・・)
 このことについては、競馬をやらない頃から気になっていた。おそらく多くの、競馬はやらないがスポーツ新聞くらい、たまには広げるという人も同じではないか。競馬欄をザッと見るだけで、何これ?と思うような名前がいくつか目に付くはずだ。
 だが、面白いばかりが馬の名前ではない。カッコイイのもあるし、パッとしないのもある。オモシロ系の馬は名前を見て楽しむ分にはいいが、名馬はあまりいないようだ。この前、チュウシングラという馬が勝っていたが、この先どうだろう? スシトレインという馬も期待されていて、海外のレースを目指しているらしいが、スシではあんまりだと思うのだが・・・日本の馬らしくていいのかな? そういえば、クロフネ。ちょっとストレートすぎると私は思うが、これは名馬でしたね。
 だから例外もあるのだが、名馬は名前もカッコイイというのが私の説だ。(注意: カッコイイという名前はオモシロ系に分類されます。)シンボリルドルフ、タイキシャトル、テンポイント、ナリタブライアン、タマモクロス、グラスワンダー、サイレンススズカ、トキノミノル、アイネスフウジン、シンザン、トウキョウボーイ、オグリキャップ、ジャングルポケット、ハイセイコー、トウカイテイオー、マヤノトップガン、テイエムオペラオー、タニノギムレット・・・思いつくままに並べてみても、これら名馬の名前はカツコイイと思うのだが・・・えっ! そうは思わないって? それは主観の問題でしょうって?多分そうだろう。しかし、名馬の名前のカッコ良さを嗅ぎ分けるセンスこそが名馬を見つける能力なのだとだけ言っておこう。そういう意味ではクロフネを良い名前と思わないことに関して私は反省しなければならない。
 競馬の話ばかりで、このHPに来る人には、ちょっと退屈かな?でも、もう1つだけ付き合って下さい。これはビックリです。
 私の今の芸名は三田超人、本名・三田正道、旧名・海琳正道だが、学生の頃だから今から30年近くも前、旧名の 海琳正道を英語化した芸名(ペンネーム)を考えた。海→Sea、琳→King、つなげてシーキングをSeeking(探求する)とかけ、正道をRight way とせず、The way (中国語のTao)として、シーキングザウェイ(求道者)。英語として正しいか分からないし、名前っぽくないのでボツにしたままだったこの名前を競馬新聞に発見した時は本当に驚いて馬を敬って驚だ! 確かに馬の名前としてはイイ!!
 追記: 残念ながらシーキングザウェイはたいした馬ではないが、シーキングザゴールド、シーキングザパールは有名です。

03.2.10 第1回 
馬の名前<1> (ウンベルト・エーコに対抗して?)
ユビキタス------神は遍在する------情報も遍在させてしまえ-------いいえ私は〈でたらめなユビキタス〉で情報をオビキ出ス!
 2003年= 今年は未年である。私、ミタ・フリーマンは未年生まれで獅子座なので、草食のライオンを自任しているが、前回の未年は1991年、湾岸戦争の年で、アメリカ(多国籍軍?)のバグダッド空爆が始まった頃、そのテレビニュースの映像を見ながらM.C.コミヤの『倦怠期です』の詩を書いていた事を想い出す。あれから12年、今年もまたアメリカVS.イラクの戦争となりそうだ。もうなっているのか? 未年にまた戦争か!
 羊はやさしそうな動物なので、戦争とはイメージが結び付かないという人も多いだろうが、実は羊は群れる動物の代表格であり、(群という漢字を見よ)戦争とは群対群の戦いなのだ。まさに未年には戦争が似合うのだ。やだねぇ、こんな年に生まれちゃって・・・しかも獅子座・・・ライオンは猫科の動物としては珍しく群をつくるらしい・・・・
 まあ、十二支も星座も血液型も、あるキッカケ以外の何ものでもないと本当は思っているが、去年は午年をキッカケに競馬を始めてみた。競馬というと植木等の『スーダラ節』にある「馬で金もうけした奴あないよ」というフレーズが頭をはなれず、寺山修司氏のお勧めにもかかわらず(家出もしたし、書も捨てたのに)、今まで馬券は2回しか買ったことがなかった。その2回は数字でデタラメに買っただけで、もちろんハズレ。昔、パチンコにはまった時は100円でオール7が出てからで、やっぱりギャンブルは当たらないとのめり込めない。競馬は宝くじと同じで、一瞬にして負けるからつまらない・・・・その程度にしか考えていなかった。ところが2001年の有馬記念のことである。
 ---------とここまで書くと、競馬を多少なりとも知っている人なら、ミタ・フリーマンの野郎、あの有馬記念史上最高の馬連40万馬券を当てやがったのか---と思うだろうが、そうじゃない。ハズレた。ハズレたが、かすった。あの時の1,2着はマンハッタンカフェ-アメリカンボスで、9.11テロの時事馬券と言われたものだ。私も一瞬それを買おうと思ったが、アメリカンボスつまりこいつはブッシュのことじゃないか、気に入らん、で、マンハッタンカフェだけ残し、他の馬券を組んでしまった。今考えてみれば、アメリカンボスはブッシュが大統領になるずっと前から走っていたのだし、アメリカンボスはフランク・ザッパだ、とでもしておけばよかったが、もう遅い。
 この様に負けはしたが、そのことでこれだけ文章が書ける位に楽しんでしまったのだ。そこで私は結論した。競馬は名前だと。数字やデータで買うより、名前で買おう。一流の競馬評論家だってデータ駆使して負けてばかりじゃないか。ロト6じゃあるまいし数字で買えるか!来年は午年だし、月1回位は競馬をしてみよう。
 明けて2002年1月、アメリカJCC、負けた。そして2月、土曜日の大したレースじゃなかったが初めて勝った。それからは月1という決め事を一時変更。とにかく負けるまでは週に1レースとし、負けたら、しばらく馬券を放牧して(つまり休んで) 、月1に戻す。それが・・・名前作戦が大当たり、3月初めの弥生賞まで、2月は連勝街道を突き進んだ。これはビギナーズ・ラックというものか。それとも、やはり競馬は名前なのか?
 ところが弥生賞を勝ったあたりから、2つの問題が生じてきた。1つは馬の名前を知りすぎてしまったこと、当然、何回か競馬をしていれば、同じ馬が出て来る。また、スポーツ新聞の競馬欄を見ていれば、自分のやらなかったレースの馬の名前も記憶に残ってしまう。すると、馬の名前に対する、ひらめきがなくなって迷いが生じる。もう1つは勝ちすぎた為、自分が勝っている理由がわからなくて、不安になってきたこと。次は勝てないんじゃないかと・・・・まさか、この理由がない(ノーリーズン)という不安それ自体の内容が次のG1レース皐月賞のヒントになっていたとは!
 皐月賞は人気薄のノーリーズンが1着となり十万馬券がとび出した。わたしは2着のタイガーカフェは、その頃の阪神タイガースの勢いにあやかって買っていたのだが・・・・自分自身の不安が、まさか勝馬の名前だったとは、気付かなかった・・・・負けた・・・・・それにしても、やはり競馬は名前なのであった。〈続く〉


スラスラ日記の記録

Made with Stone Diary

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