02.6.29 小田原で高校の同窓会 | |
高校3年の時は、もう劇団に入っていて 東京に住んでいた。 一学期しかまともに行かなかったので 記憶の糸がなかなかつながらない。 韓国-トルコ 韓国破れる。 |
02.6.28 ドイツラジオの伝統 | |
先日、種村さんから借りたテープを1日聞いて過ごす。 10本もあるからとても一日じゃ終わらない。 多くはドイツラジオのもののようだ。 ヘーアシュピールとか言ったかな、ドイツには朗読の伝統がある。 |
02.6.27 ここはどこかシベリアに似ている | |
さわさわとした柔らかい小雨の中 児童手当の更新に、市役所の支所に行く。 閑散とした広い部屋に小さな机ひとつ。 そこに「五分ほど席を外します」との担当者のメモ。 見渡すとシベリアの町の公民館に似た趣に、妙な感慨 |
02.6.26 新しいトリオ試運転 | |
三田、坂出とで秋にリトアニアに行く そのメンバーでの初演奏。 |
02.6.25 つんざく声の魅力 | |
灰野敬二とドルフィーでDUO 灰野さんの声はシャープだな。 なにか切り裂く力を感じる。 ファッションは常に黒、いつも真剣。 |
02.6.24 太った猫のマニフェスト | |
「課外授業 ようこそ先輩 宇宙語で話そう歌おう」をビデオでやっと見る。 自分の活動をもう少し紹介して欲しかったけど、主役は子供たちだ。 情がわいてしまい、子供たちが素敵でいとおしくなる。 自分がかなり太めなのにもショックを受ける。 いい感じにおじさんだ。 親戚からも体重に関しての注意を受ける。 |
02.6.23 エアライン各位 | |
日本発着便の茶そばはちょっと。 |
02.6.22 飛行機の変更できず | |
今日はもう帰ろうと思ったのに 変更には23万かかるときいて 一日トレヴィッソに。 |
02.6.21 イタリアの太陽冷製パスタの季節来る | |
驚くほど暑い。 作品はほぼ完成に近い。 昼、メンバーとレストランへ。 いまは冷たいパスタの季節らしい。 金曜日はカソリックの決まりか 魚の日になっていて、ぼくは魚を注文した。 |
02.6.20 夕暮れのベニス ゴンドラも水の色も深く濃く | |
作曲家のアンドレア・モレノ氏に招待されて、彼のベニスの自宅に行く。 街は夕暮れ時、すべての色は濃く輝いている。 ビオラ弾きの奥さんと4歳の子ダニエルと4ヶ月の子ガブリエル。 ワインを飲み、手製のニョッキをいただく。 |
02.6.19 フィレンツェからの取材 | |
今日は、 MAXでVoiceのMovieをコントロールするための素材の撮影をした。 くちゅくちゅ、ぷりゅぷりゅと口を中心に撮影。 これをMIDIでコントロールする。 昼すぎにフィレンツェからレティッツィアという女性ジャーナリストが来て取材。 といっても彼女もパフォーマーで、4月のぼくのクラスにも参加していた面白い子だ。 |
02.6.18 イタリア人の中でW杯観戦 | |
ベネトンの大きな社員食堂のメニューの横に W杯の結果が書かれていた。 トルコ1 日本0 日本の横に小さくchao。 食事の後は、いよいよイタリア戦。 ファブリカ文化センターの大きなスクリーンで観戦。 (日本戦もここで見たかったなぁ) 誰もがイタリアの勝利を確信していたのに 韓国は執念の1点獲得。大きな溜め息、マンマミーヨ。 なんだかほっと一息。 |
02.6.17 リハーサルはじまるトレヴィッソ | |
筝、ファゴット、パーカッション、 そしてヴォーカルが4人、 イタリア人、ガーナ人、スイス人、ベルギー人 日本人が集まって9月に向けて作品作り。 こんなことできるのはけっこううれしい。 |
02.6.16 宇宙語で歌おう | |
知らないうちに「話そう」もついていた。 番組を見てないのに、反応だけを読んで さらに複雑な気分。 湯河原を歩くのが恥ずかしい。 |
02.6.15 パリ経由トレヴィッソ行き | |
深夜に出るエールフランスで にぎやかなウクライナの出稼ぎ娘たちに 席を変わって欲しいとせがまれる。 蒸し暑いヴェニスの空港に到着した。 |
02.6.14 そのペルソナの声を想像する。 | |
顔をすぼめる。顔を開く。 平凡なペルソナよ、崩壊せよ。 奇態のペルソナが発する声ノイズ。 そして心はほころびる。 |
02.6.13 雨の日のボルシチBCGの後 | |
熱海にロシア料理店があるなんて・・・。 |
02.6.12 声を撮影する | |
試しに近くのスタジオを借りて パフォーマンスをDVカメラで録画してみた。 なかなか面白いのでいくつか作ってみる気になる。 梅雨を忘れ声の撮影に没頭する。 ■MAKIGAMI VOCAL WORLD ennglish page 英語の方のページにムービーを付けてみた。 |
02.6.11 種村季弘さんからカセットを借りる。 | |
湯河原在住、ドイツ文学者の種村さんは、 「きみに聞かせたいものがある」と言って、 たくさんの音響詩のテープを貸してくれた。 いままでクルト・シュビッターズは聞いたことあったけど、 ダダ・キャバレーとか、モルゲンシュテルンとか こんなものが存在してるなんて、驚きだ。 2週間ほど聞いて、その後、解説をお願いするつもり。 なんだかわくわくする。 午後、息子のツベルクリン、牛みたいな顔をした医者が下手くそな注射。 世の親は皆こんなひどい仕打ちに日々耐えているのか。 |
02.6.10 ロシアに勝った余韻ハラショー | |
きのうロシアからメール。 サッカーには全く触れていなかった。 モスクワで出る予定のCDはデザインで遅れているとのこと。 7月にぼくがアルタイに行くことを知って 7月のノボシビルスクとアルタイでの大きなコンサートに 出演しないかとのこと。 |
02.6.8 ラッフルズでハイティー何ペンス? | |
昼、 シンガポールのチキンライスは蒸し鳥とココナッツで焚いたご飯、 管理された屋台ホーカーズで。 アートミュージアムでフォアマンのレクチャー堪能後、 少し歩いて、 サマセット・モームが滞在していたラッフルズホテルのハイティーは、気の利いたお洒落な食べ放題。 |
02.6.7 シンガポール曖昧の演劇2日目 | |
終演後 洗練されない演劇の演出家と港の方へ。 英国の勝利喜ぶパブのイギリス人を横目に、 日本からの来客をもてなしてくれた。 |
02.6.6 ノイズもこけよ 沈黙は金ではない繰り返し | |
MARIA DEL BOSCO in Singapole リチャード・フォアマンがシンガポールに来るというので 意を決して6時間かけてやってきた。 今年のこの作品は、SEPTEMBER 11と自分の妻の出産とで ニューヨークに行く機会を失って見そこねていた。 さて、 ニューヨークでのあの猥雑さはこのクリーン都市の 美しい大学のシアターでどう響いたのか。 サウンドオペラと名付けられたこの作品は、 ほとんどがサウンドコラージュと断片的なナレーションと 特異な振付ででき上がっている。 チュチュをつけたむさくるしい3人、たぶんバレリーナが 夢想するレーシングカー。 それは人間の意識に形を変える。 死と再生に彩られた詩や小道具、動き。 彼らは最後にはこんな御信託を授かる。 「いまに抵抗せよ」 一昨年の東京の公演にあった知的エネルギーの高揚がなつかしい。 ここシンガポールの観客にはそれはあったのだろうか。気になるところだ。 これはやはり死と再生の時にあったニューヨークで見たかった。 |
02.6.5 100日目の笑顔 | |
息子100日目を迎える。 そのからだ、声は倍以上 丸々として、すこやか。 人を見てうれしそうに笑う。 |
02.6.4 エアコン取り付け日和 | |
2週間前に予約したエアコンの取り付けに業者が来た。 サッカー対ベルギー戦も熱いが今日は確かに暑い。 いつもはチャンネルを回すのに、けっこう興奮して見てしまった。 ゴールすると小躍りする気持ちがやっとわかった。 |
02.6.2 みそかつ丼で鋭気ヒカシューELL | |
ライブハウスELLにほど近く 矢場とんという店に行く。 名古屋にくるとつい食べてしまうみそかつ丼。 ふしぎな味だ。 近くにコーヒーぜんざいを飲ませる店もある。 大須観音を歩くとちょうどカラクリ人形が動き出す時間だった。 |
02.6.1 W杯の日京都でヒカシュー | |
きのう開会式をNHKで見ていた。 キムタクを呼んで退屈な会話を 盛り上がっているスタジアムを背に長々と映す。 まるで、 韓国とサッカーに 冷や水をかけるような演出にがっかりした。 別にサッカーファンではないが、こんな放送はないだろうって思う。 今日は一日長い距離を運転しての京都磔磔でのライブ。 木の温もりを持った会場はほっとする。 |
02.5.31 小学生からの手紙 | |
合唱した時は、いろいろな宇宙人がいるみたいな気がしました。 舞友 聞いてほしい歌が2つあります。是非聞いてください。(あえたら) 大輝 |
02.5.30 8歳年下の弟が叩く紙のドラムスと声 | |
ローレン・ニュートンの声の興味のはじまりを聞いた。 8歳年下の弟が叩く紙のドラムス 彼はそれに合わせて喃語で歌っていた。 わあー、それいいじやないと姉は思った。 |
02.5.29 Voice Artのネットワーク | |
フィル・ミントン、メルディス・モンク、デヴィッド・モスはもちろん ローレン・ニュートンなど本当に世界は狭いと思うほど知りあいばかりだ。 まさにVoice Artのネットワークが始まっているようだ。 今日は、スイスに住むカザフ人の女性ヴォイスパフォーマーからCDが届いた。 今年の10月、11月に日本に来るとのこと。 カザフやトルコの民謡と前衛的な声がCDから聞こえる。 また オランダのヴォイスパフォーマー Jaap BlonkのJaap オルガンというページがおかしい。 ■Jaap Blonk |
02.5.27 そう簡単にわからないこと | |
トルストイ「戦争と平和」の中、ナターシャの歌声の描写にこうある。 「千度聞いても人を感動させないが、千一度目には人を身ぶるいさせ、涙を流させるというような音であった。」 |
02.5.26 ヒカシュー驟雨ローレンの声 | |
ラママ20周年記念ヒカシューに ゲスト森岡賢の予定が 森岡君急病のため突然のワンマンに。 ぼくも「課外授業ようこそ先輩」撮影の疲れで ここ数日腰が痛かったけれど ヒカシューのちからで からたが心地よく動いてしまった。 なによりサックスの野本に元気が戻ったのに ひと安心。 また ローレン・ニュートンが 急遽ゲスト参加してくれて それはうれしい日になった。 |
02.5.25 赤れんが倉庫の変貌ぶり | |
横濱ジャズフェスティバル1日目。 今年はワールドカップに合わせたらしが 合わせる必要はどこにあったのだろうか。 赤れんが倉庫は観光スポットに大変身。 その3階のホールが会場のひとつ。 ぼくは灰野敬二とのデュオを7時30分から。 出番前に、ハン・ベニングやチャンバンド(ランドマークホール)、 マーク・ドレッサーを聴く。 マークさんは、かつて「悪人志願」でベースを弾いてくれた人。 すっかり忘れてたけどね。 灰野さん、今日はギターじゃなくて ドラム叩いたり、リズムボックスDJしたり、 エレクトリック・ハウディ・ガウディのやんちゃな音で埋めた。 ぼくはへべれけテルミンを武術演奏。 そうなると声なんかきこえやしない。 口琴も鳴らすチャンスさえなかった。 でも、灰野さんがこっちを見て笑ったのがよかったな。 終わった後の赤れんが倉庫の美しいことと言ったら。 |
02.5.24 ロンドンからの企画書 | |
18歳の時参加したロンドンの劇団ルミエール&サンの 演出家ヒラリー・ウエストレイクさんが日本での公演先を探している。 表参道でそんな企画の話をして、パルコの坂を上る。 今日の渋谷、人がやけに少ない。こんな日もあるんだな。 |
02.5.23 34年ぶりの給食 | |
昨日、一昨日の湯河原小学校撮影時。 1日目は、やきとり。 2日目は、ヒビンパだった。 このメニューにはちょっと驚いた。 昔より数段おいしくなっている気がした。 児童と一緒に食べるのはなかなかいい。 ヒビンパは料理解説も読み上げられていた。 |
02.5.22 ゆっくりと考える声 | |
子供たちを班に分けて 練習させたら 子供のチームワークはとてもすごくて 予想もしない構成を考え出した。 こちらの思惑とまったく違うけれど それは凄い力だった。 昨日から長いことほとんど声をださなかった子、 たいした声を思いつきすぎていた。 素晴らしい。 |
02.5.21 なかなか手ごわい小学6年生 | |
朝、学校全体がテレビ撮影で緊張する中 全校児童700人が体育館に集まった。 校長先生のあいさつの後、 紹介されてのボイスパフォーマンス。 緊張しきった中に響くぽよよん声、 低学年のつぼにはまってしまい、 児童が足をばたばたさせて転げ回る始末。 しかし、実際の授業は6年生。 さすがに大人びてカメラを意識する。 いつもの柔軟や気功を終えて、発声。 けっこういけるいける、 と思ったのもつかの間。 自分の声で習字をするのは高度すぎたらしく ぜんぜんうまくいかなかった。 明日は宇宙人の声を探求する。 |
02.5.20 水戸黄門が泊まった宿 | |
湯河原温泉最古の旅館 水戸光圀が泊まったことが自慢の 上野屋旅館で打ち合わせ 一風呂浴びて帰る |
02.5.19 「あー」ひとつの世界 | |
驚いたような「あー」。がっかりしたような「あー」 ざらざらした「あー」。あくびのような「あー」 きれいな「あー」。深い「あー」。調子のいい「あー」 疑いの「あー」。 |
02.5.17 宇宙人の顔を作り、その声を出してみる | |
口も目も鼻も耳も大きく開ける。 口を目も鼻も耳も小さくすぼめる。 宇宙人になってみる。 その声を出してみる。 |
02.5.16 一日8名限定のブルーマウンテン蓋付きの薫り | |
ヒカシューのリハの後 森岡賢くんと打ち合わせ。 新宿駅近くの珈琲店の値段は 世界的に見て驚異の価格体系である。 珈琲芸術とでも呼ぶべきか。 ブレンド珈琲一杯千円也。 さらに百円奮発してブルーマウンテンを飲む。 この店の茶碗は、ほとんど源右エ門である。 かなりぜいたくな気分になる。 *新大塚にやはり源右エ門で出す珈琲店があるが値段は半額以下である。 |
02.5.14 校庭のけやき緑大きく | |
NHKの「課外授業ようこそ先輩」の番組スタッフが湯河原へ。 湯河原小学校を一緒に下見する。 校長先生、教頭先生がとても協力的でかえって気持ちが浮いてしまう。 先日、児童の女の子が、教頭先生に、 巻上さんに聞いてもらいたい歌があると言ってきたとのこと。 いったい何者だと思われてたいるのだろう。 低学年の児童など パフォーマンス見て びっくりしてひきつけおこさないかなぁ。 でもどこか楽しみだ。 |
02.5.12 サイケデリックは愛で燃えている | |
旅に出ると、不思議なもので よく美術館とかギャラリーに足を運ぶ。 飛行機の出発までの時間、 シャルロッテンボルグ・エキスビジョン・ホールで、 「My Head is on Fire but my Heart is Full of Love」という サイケデリック・アートを俯瞰するキューレーションを見た。 古くはマン・レイからウォホール、リチャード・ライト、 そして草間彌生などの作品が展示されていた。 たしかに心は愛に満ちて、頭は火事であるようで、 インテリア工業デザインから屑のようなものまでが 容赦なく置かれる様は、いかしていた。 *そういえばなぜか湯河原に草間彌生美術館ができるそうだ。 |
02.5.11 コペンハーゲン・アート・パレード | |
美術の人たちの妙なのほほんさは けっこうほほ笑ましいものがある。 4時間も、強い日差しの中をパレード。 すっかり鼻は赤くなった。 |
02.5.10 運河をツアーする | |
やっとなんで自分がここにいるかわかってきた。 昨年ニューヨークのACプロジェクトでやった ぼくのソロにこぞってここの学生が見に来ていたのだ。 学生たちのアートパレードのゲストに呼ばれたわけだ。 ニューハーベンでデンマーク料理(パンの上にエビなどをのせたもの)を食べて、 運河をツアー。 遠巻きに、ヒッピーコミューンをいまだに続けていて有名なクリスチャニアンを眺め、 何度も首を盗まれた、小さな人魚姫の像を見る。 ふたりの子供が人魚姫にのしかかって遊んでいた。 |
02.5.9 はじめてのデンマーク | |
コペンハーゲン空港の落ち着いた雰囲気。 ロネ・バンクとクリスティーナが出迎え。 市中心部まで15分。 これが正常。成田は遠すぎる。 風力発電の国だけあってすぐに発電機が目に飛び込む。 夜はなぜかフランドル料理。 ムール貝とハーカーテン。 |
02.5.7 なにを質問しているのか | |
雨の中、取材の一行が我が家に。 インタビューとは何なのか。 |
02.5.6 うまくいかないことを楽しむ | |
春コブラ、 川口義之部隊 前半を植村が、後半をぼくがプロンプターを務める。 演奏者は即興性とバランス感覚を試される。 |
02.5.5 赤飯に柏餅の一日 | |
小梅堂のかしわ餅のうまいこと。 |
02.5.3 指さしデンマーク | |
昨年ベトナム行ったとき 大活躍した指さしベトナム語 そしたら近くにそのデザイナーの人が住んでいた 今日はタイカレーをごちそうになり 指さしデンマーク語を受け取る |
02.4.29 静かにゆっくり、そして早く | |
こうどう派の演武会 8年目の武術初心者は 吐納功、逍遥拳を演武 妙に落ち着いていた。 |
02.4.28 廃旅館を再生する作家 | |
ご近所の布施英人さんのメルマガ、サイトBのオフ会 この日の最大の目的は布施さんの買い取った廃旅館の改造の公開である。 来訪者は30人近く、3階の宴会場に集まった。 田口ランディさんも来てにぎやかな会だった。 布施さんのホストぶりも 慌てた感じで面白い |
02.4.27 inFで黒田京子さんとDUO | |
夜は演奏なのに朝7時に起きてしまう。 inFはいつもお客さんが少なくてひやひやするけど 今日はいい具合に来てくれた。 久しぶりにPITCH to MIDIして小さなサンプラーを 周囲の音に同期させる。 ぼくの声に 黒田さんのピアノに 不正確に他の音が鳴る仕掛け 小さな秘密をライブの中にひとつ入れるのが好き。 |
02.4.25 変化はたえず起こっている | |
ほんの10日間。 息子は違って見えた。 そうだ自分の細胞も変化しているんだ。 |
02.4.23 Free-Domestic-Free 再び野性を取り戻す | |
フィル・ミントンのFeral Choirは、 エクササイズではなくリハーサルという形態を取っている。 二日間のリハの後、三日目に発表会をするというものだ。 Feralとは、 もともとその土地にいなかった野生のものが そこに連れてこられ飼いならされ、 そして逃げだし 野生化したものをいうそうだ。 |
02.4.22 ベルギーの白いビールその豊かな味 | |
昨日のメルディスのソロコンサートは、本当に素晴らしかった 彼女は即興はしない、そのかわり非常にユニークな声を使った作曲がなされている プログラムになかった口琴の曲もぼくのために演奏してくれた。 打ち上げで、こちらに来てはじめてビールを飲んだ。 Hoegaadenという白ビール。オランダ語の発音で「ハーカーテン」と言う。 その豊かな香りと甘い苦い味に感動した。 調子に乗って、今日、ファブリカの作曲家アンドレア・モレノと一緒に 高級ベルギー料理を食べながら、ビールのコースを飲んだ。 普段まったく飲まないので、さすがに頭が痛くなってしまった。 |
02.4.21 空間を舐める | |
ゆっくりと舌を出す 空間を舐めていく みえないシェイプを辿っていく 時折、声を伴って 味わったらその感想をハミングする ワークショップの後、ひとり「ごはん」が恋しくなって ブルージュに一軒ある日本食レストラン「たぬき」へ デヴィッドが「目ん玉飛び出るほど高い」と言っていたので 警戒していかなかったのだが、そろそろ限界なのだった。 鮭の鉄板焼き、ごはん付きを注文。 みそ汁はついてないのでみそ汁を追加。ごはんおかわりで30ユーロだった。 日本円にして3500円くらいだろうか。 その日、日本のテレビが入っていてものものしかった。 というのもサッカーのベルギー代表が日本食を家族で食べに来る というのを撮影していたからだ。 ここの板さんはベルギー人。 厨房にまで入って握手するところを撮影していた。 |
02.4.20 メルディスとのディスカッション | |
司会は、デヴィッド・モス 三人を囲むように、満員の客席 デヴィッドは、メルディスとぼくを 「ドラマチック」な歌手と呼んだ 「そんなことは一度も思ったことがない」とメルディス ぼくもない。 おそらくデヴィッドは、シアターとの関連をほのめかしたのだろう。 その意味での共通点はある。 しかし ドラマチックという言葉は、ストーリーと情緒的なものを喚起する。 その地点にはふたりはいない。 興に乗り、メルディスとぼくの声のデュオ少し、口琴のデュオ。 |
02.4.19 お尻で自分の名前を書く | |
メルディス・モンクは、声の用法拡大の先駆者 そのワークショップは、彼女の生き方を映して美しく 空間と声は仲良くして、さらにユーモアにあふれている 自分の名前を空間に書く すっとんきょうな声を伴って 時にはお尻で書いてみる |
02.4.16 ファブリカ文化センター | |
ベネトンの本拠地トレヴィッソ 安藤忠男の建築したファブリカ文化センター ここでは若いアーティストを支援する 奨学生制度を設けている 実をいうと、ここで若いアーティストを使って なにかやっていいと言われ多少混乱している |
02.4.15 はじめてのイタリア | |
ベネツィアのマルコ・ポーロ空港にパリ経由のエール・フランスで到着。 タクシーの運転手が待っていて、トレヴィッソの宿に直行。 携帯電話をかけ続けるイタリアのタクシードライバーたち。 |
02.4.13 湯河原小学校六年四組の同窓会 | |
6月に放送予定の 「課外授業・ようこそ先輩」打ち合わせの後 何か引き寄せられて 湯河原町の中華店2階で小学生の時の同窓会があった。 顔をみてもなかなか名前が思い出せなかったり 1時間、2時間経つと、だんだん記憶の古層がほどけてくる 不思議な気分になった。 |
02.4.12 声で書道をしてみる | |
こころで墨を磨る からだを筆にする 空間に紙を置く 声で字を書く |
02.4.4 声というユニバーサルな言語 | |
Talking Musicという本の メルディス・モンクのインタビューを読む 声というユニバーサルな言語を使った 異星のフォークソング 久しぶりにレコードも聴いてみるが いまのぼくには少しセンチメンタルに響きすぎる |
02.2.25 生まれたての声 | |
小さな頭がこの世界にわずかに現れた へその緒をシートベルトにして 安全成長してたんだね きみの頭がすっかり出た時 その不思議さに胸が震えた お母さんの上にしばらくだっこ ゆっくりと泣き声 まだ小さく柔らかいその声 お母さんのやさしい呼び掛け それから命のホースが絞りきられて お父さんはへその緒を切った 夢のような日だった 体重3360グラム 身長51.5センチ |
02.2.8 自分の声を疑ってみる | |
個性と思い込んでいる 余計なものを捨ててしまう まっさらに大きく のびやかな声を探る |
02.2.6 大きすぎる声に隠されたもの | |
少し大きすぎる声で威圧する政治家 何かを隠していると声が語ってしまう |
02.2.3 甘すぎるココア真鶴の海臨む臨月の妻 | |
リリーフ真鶴という自然食品を置く喫茶に行った ここは合気道場と鍼灸院もやっているとのこと 3年くらい前からあるらしい いろんな講座もやっていてフラダンスや尺八もある 今度、土曜日の居合抜きを見学しようかと思う |
02.2.2 ガトーフツェフ来日 | |
芸術品の口琴を作るガトーフツェフ氏がサハ共和国から来日 一緒に演奏家のスピリドン・シシーギンも来日した 会場は青山のこどもの城の一角 ダイヤの埋め込まれたガトーフツェフ口琴はじめ サハの代表的な作品を展示 またこどもたちの口琴画も展示されている コンサートで興味深かったのは シシーギン氏は前をまっすぐに見て姿勢よく演奏するのに対し 日本側の直川礼緒、GORO、大谷祥之の3氏は目を瞑って演奏 また シシーギン氏はコインを服に配した豪華な衣裳で登場 日本側はなんとなく普段着だった ■鉄はうたう |
02.2.1 大きく口を開ける | |
声を出すときの最初の難関 大きく口を開けられない人が多い 欠伸するように喉の奥まで広げるコツを まずつかませる、とは 今日会ったローレン・ニュートンの教授法 顎が硬直していたり 舌が奥にいきすぎていたり 姿勢が妙だったり 最初はするものだ ちょっとしたコツでずいぶん声は楽に出る |
02.1.31 どこにもない国の歌をうたう | |
どこにもない国の歌をうたう 時には声を危険すれすれに導き 簡単に安心できない音楽を奏でる たとえ メロディーはぎざぎざ リズムはいったりきたり ハーモニーは全方位でも 生きることの楽しさに満ちている 驚きのある存在としての歌を創造する 躊躇しつつ表明する 破壊しつつ思いやる 決定しつつ変容する また 古代を蘇生させ未来を予感させる そんなちぐはぐを合流させ 小さな声帯から大きな極楽が生まれる |
02.1.1 ヴォイスパフォーマンスの方法 | |
声帯がダンスを踊る | |
2001のdiary |